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CSR情報

レスポンシブル・ケア活動の継続的強化

生物多様性への取り組み

生物多様性民間参画パートナーシップに参加しています。

方針・考え方

 社会経済活動の変化に伴い、国内外の生物多様性が損なわれてきたことを踏まえ、当社は、生物多様性が持続可能な社会の構築にとって重要であることをより深く認識し、国際社会の一員として、全ての人々との間で役割と責任を分かち合い、連携・協力して生物多様性の保全に資する行動を進めるために、「日産化学生物多様性行動指針」を策定しています。

 また、2015年10月から、生物多様性の取り組みを推進するため、生物多様性民間参画パートナーシップに参加しています。

生物多様性民間参画パートナーシップ

日産化学生物多様性行動指針

 当社グループは、「優れた技術と商品・サービスにより、環境との調和を図りながら、社会に貢献する」という企業理念のもと、地球環境の保全に寄与するため、生物多様性に配慮した事業活動を展開します。

  1. 製品サイクルにおける生物多様性への影響を把握・分析・評価し、その低減を図ることで、生物多様性の保全、生物資源の持続可能な利用に取り組みます。
  2. レスポンシブル・ケア活動を通じ、社員一人ひとりの生物多様性に対する意識向上に努めます。
  3. 社会から高い評価と信頼が得られるよう、生物多様性の保全に資する社会貢献活動を継続的に行います。
  4. 以上の取り組みの結果を公表し、社会とのコミュニケーションを深めます。

取り組み

当社での生物多様性の取り組み

日産ビオパーク西本郷

 「日産ビオパーク西本郷」は「水辺と里山林を中心とした生物多様性空間を作り、工場社員や地域の憩いの場とする」を目的に富山工場が2008年10月から運営するビオトープです。

 約2ヘクタールの土地に湿地、池、小川、芝生広場、花畑が配置され、近隣住民、工場OB、社員の協力の下、絶滅危惧種であるニホンメダカの繁殖やホタルやカブトムシの育成にも取り組んでいます。

 また、近隣保育園の園児によるチューリップの花摘みや球根掘り、小学生による自然観察学習も実施しています。

 このような取り組みが評価され、2014年に日本化学工業協会の第8回レスポンシブル・ケア大賞を受賞いたしました。

日産ビオパーク西本郷

日産ビオパーク西本郷

 

日産ビオパーク西本郷

藤前干潟クリーン大作戦

 名古屋工場では、2016年5月から社員、協力会社の皆さんの賛同を得て、工場の近くに位置し、ラムサール条約登録湿地である藤前干潟で行われているクリーン大作戦 (春、秋の2回/年) に参加しています。

 2004年に「ラムサール条約に恥じない藤前干潟にする」、「子供達が安心して遊べる干潟や川を取り戻す」、「流域全体のゴミや水のことを考えるネットワークを形成する」ことを目的に、4市民団体が行政、企業などと協働して「流域市民・市民団体による」クリーン作戦を行うために、「藤前干潟クリーン大作戦実行委員会」を結成し、活動が開始されました。

 今後も生物多様性保全への取り組みとして、渡り鳥が長い旅の中継地として集う貴重な干潟の保全に微力ながら貢献していきます。

藤前干潟クリーン大作戦

藤前干潟クリーン大作戦

 

「黒浜沼周辺の自然を大切にする会」支援

 当社は2016年度より埼玉県蓮田市のNPO法人「黒浜沼周辺の自然を大切にする会」への支援を行っています。当会は「さいたま緑のトラスト協会」のトラスト保全11号地に指定されている黒浜沼周辺の自然環境を守り、絶滅危惧種の育成などの生物多様性保全活動を長年にわたり行っています。毎年、当社のCSR・広報室、環境安全・品質保証部および生物科学研究所から、当会が管理する蓮田市の環境学習館を訪問し、生物多様性保全に関して意見交換を行っています。2019年は当社の生物科学研究所においても当会との対話を行い、農薬の様々な試験を行う温室や安全性試験施設を見学していただき、昨今の農薬の安全性や環境への配慮に関して理解を深めていただきました。また、生物多様性保全への理解を深めるべく、「さいたま緑のトラスト黒浜沼周辺の集い」に参加し、当トラスト協会理事長・東京大学名誉教授・太田猛彦先生の講演会にて「生物多様性保全」を学び、自然観察会にて野草観察を体験しました。

 黒浜沼の乾燥化、外来種の繁殖による在来種の減少、会員の高齢化等の課題に直面しながらも地域に根差した地道な活動を続ける当会を今後もサポートして行きます。

「黒浜沼周辺の自然を大切にする会」支援

ヒメコマツ系統保存サポーター

ヒメコマツ系統保存サポーター

 袖ケ浦工場では、千葉県が「最重要保護生物」に選定した絶滅危惧種「ヒメコマツ」の保護回復への取り組みに参加し、2016年度から「ヒメコマツ」を育てています。順調に育ち、新葉も出てきました。

 

敷地内の松林の保全

敷地内の松林の保全

 物質科学研究所は元々自然豊かだった千葉県船橋市の北西部に立地していますが、近年は交通の便も良いなどの理由から、宅地化が進んでいます。そうした中、当研究所では、1971年の設立当初から敷地内南側に広がっていた松林を保存すべく、現在も保全活動に取り組んでいます。

 

アーマンドバイユー自然センターメンバーシップ参画

 生物多様性の取り組みを推進するため、Nissan Chemical America Corporationではアーマンドバイユー自然センター(Armand Bayou Nature Center, ABNC)のメンバーシップに参画しました。

 ABNCは米国テキサス州ヒューストン、ガルベストン地域にある約10平方キロメートルの広さを持つ自然豊かな大草原や湿地帯および森林帯であり、都市近郊における最大の自然保護区域の一つとなっています。

 約370種の動物が生息するABNCは、都市近郊での子供たちに対する自然体験の場としての役割も担っています。

アーマンドバイユー自然センター

 

身近な緑の保全・創出、水質の保全

 小野田工場では山口県環境基本計画(第3次計画 平成25年~32年)の第3節 「いのちと暮らしを支える生物多様性の保全」の施策 「1 豊かな生物多様性の保全と再生に向けた取組の推進」の(7)身近な緑の保全・創出、(8)水質(清流)の保全に関連した活動を実施しています。身近な緑の保全・創出活動として、県道の植栽や日本列島クリーン作戦への参加、場内の緑化の保全・整備を行っています。また、水質の保全活動として、有帆川沿岸の清掃を実施しています。

県道の植栽

有帆川沿岸の清掃

 

TOPICS:明治記念大磯邸園

 日産緑化株式会社では、平成30年度に国土交通省から受注した国営昭和記念公園維持管理工事の一部として、同年9月から11月にかけて、神奈川県大磯町の「明治記念大磯邸園」で維持管理業務を行いました。

 「明治記念大磯邸園」は、旧伊藤博文邸(滄浪閣)を中心とした明治期の建物群及び緑地を歴史的・文化的遺産として一体的に保存・活用すべく、現在、国土交通省が整備を進めている公園(邸園)です。風致地区に指定された約44,000平米の敷地には、明治期に建てられ湘南の邸園文化を象徴する佇まいを残した邸宅(旧大隈重信別邸、旧陸奥宗光別邸)や、海沿いの松林や相模湾等を借景として取り込む庭園が存在し、周辺には特別緑地保全地区に指定された緑地が広がっています。

 本業務は、本格的な整備事業をはじめる前に一時的に一般公開ができるよう、当該敷地内を整備することが主たるものでした(平成30年10月23日から12月24日まで区域の一部を一般公開)。その中で、敷地内の日常点検・調査を実施していた際に、急速に枯れていく松があることに気が付きました。

 造園会社の見地から「マツ材線虫病」の疑いをもち、直ちに調査・分析を実施した結果、陽性反応が検出されました。マツ材線虫病は、カミキリムシを媒介とする大変強い伝染病で、防除を怠ると瞬く間に伝播し、地域の松林を壊滅させてしまうほどの恐ろしい樹木病害であるため、調査結果を国土交通省及び大磯町と共有し、その後の保全活動がスムーズに進められるよう日産緑化株式会社で道筋を整えました。

 海岸沿いに位置する当該地域に生育する松は、海からの飛砂や潮風から地域の生活を守るという重要な公益機能の一部を担っています。また、明治期以前から続く美しい松林の景観や海岸松林特有の生態系の維持といった多面的な機能も有しています。このような歴史的価値のある環境を保全し、生態系サービスに支えられた豊かな社会を実現していこうとする取り組みが総合的に評価され、国土交通省関東地方整備局から「優良工事及び優秀工事技術者局長表彰」を受賞しました。

明治記念大磯邸園

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