サステナビリティ
自社の事業基盤の強化
ダイバーシティの推進
方針・考え方
ダイバーシティステートメント
日産化学は、一人ひとりの個性や才能が発揮され、さらに個人の思いが日産化学を通じて社会とつながることを大切にします。それにより働きがいや生きがいが育まれ、働く人の幸せを実現するとともに、人と社会の未来を希望と幸福で満たす強い力が生まれると信じています。
働く人の幸せと社会の幸せの両立のために、ダイバーシティへの取り組みを重要なテーマと捉え、あらゆる施策を通してダイバーシティビジョンの達成を目指していきます。
ダイバーシティビジョン
- あらゆる多様性(※)から生まれる様々な意見や発想を尊重し受け入れる風土と、個々の才能を発揮する機会の創出を通じて、働きがい、生きがいに満ち溢れる活力のある組織をつくります。
- 様々な意見や発想のぶつかり合いと融合を通じて、創造的な独自のアイデアを生み出し、社会にイノベーションを起こす組織をつくります。
- 社内外に関わらず、ともに働くすべての人の多様性を尊重し受け入れ、社会と協働することで、真に価値ある未来を生み出す組織をつくります。
- 性別、年齢、国籍、身体的特徴などの外面的属性だけでなく、能力、経験、信条、宗教、価値観、キャリア志向などの内面的属性も含む、あらゆる多様性を指します。
指標
ダイバーシティ
指標 | 対象 範囲 |
単位 | 2019 年度 |
2020 年度 |
2021 年度 |
2022 年度 |
目標 (達成年度) |
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正社員※1 | 総合職 | 男性 | 単体 | 人 | 950 | 960 | 964 | 981 | - |
女性 | 単体 | 人 | 101 | 109 | 120 | 121 | - | ||
合計 | 単体 | 人 | 1061 | 1069 | 1084 | 1102 | - | ||
女性比率 | 単体 | % | 9.6 | 10.2 | 11.1 | 11.0 | 13 (2025) | ||
一般職 | 男性 | 単体 | 人 | 723 | 735 | 724 | 733 | - | |
女性 | 単体 | 人 | 116 | 120 | 121 | 124 | - | ||
合計 | 単体 | 人 | 839 | 855 | 845 | 857 | - | ||
女性比率 | 単体 | % | 13.8 | 14.0 | 14.3 | 14.5 | - | ||
全体 | 男性 | 単体 | 人 | 1673 | 1695 | 1688 | 1714 | - | |
女性 | 単体 | 人 | 217 | 229 | 241 | 245 | - | ||
合計 | 単体 | 人 | 1890 | 1924 | 1929 | 1959 | - | ||
女性比率 | 単体 | % | 11.5 | 11.9 | 12.5 | 12.5 | - | ||
障がい者雇用率※2 | 単体 | % | 2.39 | 2.30 | 2.46 | 2.74 | 2.70 | ||
(法定雇用率) | 単体 | % | (2.20) | (2.20) | (2.30) | (2.30) | - | ||
定年退職者再雇用 | 単体 | 人 | 98 | 103 | 100 | 106 | - | ||
定年退職者再雇用率 | 単体 | % | 67 | 86 | 87 | 86 | - |
- 1 各年度3月31日時点でのデータ
- 2 各年度6月1日時点でのデータ
取り組み
次世代育成支援および女性活躍の推進
ダイバーシティビジョンの達成に向けて、一人ひとりの個性や才能が存分に発揮されるには、あらゆる多様性を尊重し受け入れる環境と、ワークライフバランスの実現が不可欠と考えています。
女性の登用に関しては、新規学校卒業者の女性総合職採用比率目標を30%以上とし、さらに社内の各部門における職域拡大に取り組むことで、2022年4月に女性総合職比率は11%まで向上しました。
現在は、新たに女性総合職比率を13%以上、女性管理職人数を現在の2倍、男性社員の育児休業取得の促進を目標に掲げ、一人ひとりの個性やライフステージに応じた多様な働き方の浸透を目指します。
「日産化学株式会社 行動計画」(抜粋)
計画期間 | 2021年4月1日〜2026年3月31日までの5年間。 |
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課題 | 一人ひとりの個性やライフステージに応じた多様な働き方の浸透が不十分 |
目標1 | 総合職に占める女性比率を13%以上とする。 |
取組内容 | 総合職の新卒採用に占める女性比率を30%以上とする。 |
目標2 | 女性管理職(課長級以上)の人数を2倍にする。 |
取組内容 | 早期抜擢を可能にするための人事制度の検討 |
目標3 | 男性社員の育児休業取得を促進する。 |
取組内容 | 子が生まれた男性社員と上司に、育児休業取得を推奨するための施策の検討および実施 |
目標4 | 計画期間中の年休平均取得率(管理職含む)70%以上を継続する。 |
取組内容 | 労使で定めた当社独自の年休取得目標(年10 日)の徹底 |
外国籍社員の採用
グローバルに活躍できる人材の強化や、多様な人材の活躍を推進するための施策の一つとして、外国籍社員の採用活動を強化しております。2017年から積極的な取組をはじめ、以降継続的に外国籍社員が入社しております。今後も継続的な外国人向けの情報発信などを通じ、人材の多様化を推進するとともに、様々な人材が活躍できる組織づくりを行っていきたいと考えています。
障がい者雇用の促進
連続10年以上にわたり当社は法定を上回る障がい者雇用率を維持しています。今後も、障がい者が活躍できる職場を積極的に提供していきたいと考えています。
※各年度6月1日時点での雇用率
TOPICS:農園における障がい者雇用機会の創出
2020年に袖ケ浦工場近隣で貸農園を利用した自社農園「夢農場」をオープンしました。また、2021年には名古屋工場近隣でも同取組みをスタートさせました。
本農場においてスタッフとして障がい者を採用することを通じて障がい者の経済的自立に寄与すると共に、社員の障がい者に対する理解をより一層深めていきます。また、障がい者農場スタッフと協力して野菜や果物を栽培し、収穫物は近隣福祉施設などへ寄付することで地域社会貢献も目指します。
「夢農場」開園式
農作物の様子(小松菜)