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日産化学は、新たな挑戦をし、事業領域を拡げながら、高い付加価値を生み出し続けている企業です。そうした挑戦では、常に「世界」が関係してきます。原材料を輸入し、製品を輸出するという関係であるのはもちろん、時には新製品の研究開発を激しく争い、時には協働してモノづくりを行います。そして世界は、関係会社を展開し社員が活発に行き来するフィールドでもあります。
機能性材料の分野では、無機材料に1950年代から、ディスプレイの液晶配向材に1980年代から、半導体分野に1990年から、それぞれ世界市場に参入しています。現在ではいずれも世界トップクラスの実績を上げ、海外売上高比率は8割以上に達しています。世界の最先端を追い求めて現地に研究拠点を設立し、多くの研究員が海外のユーザーと直に折衝しながら研究開発に取り組んでいます。ライフサイエンスの分野では、農薬は以前から世界市場で評価されており、現在世界50カ国以上で登録・販売されている製品もあります。食糧が世界の大きな課題になる中、質の高い農薬を創り続ける日産化学が果たすべき役割はますます大きくなるでしょう。医薬においては、1982年に参入。生物評価や精密有機合成の力を活かし、世界的にも注目されるユニークな創薬に成功しています。また、農薬の研究から生まれた動物薬原薬「フルララネル」は、ペット用外部寄生虫薬「ブラベクト®」として、2014年から販売を開始。現在では世界100か国以上で販売されるまでに成長し、高い評価を受けています。
世界にはどのような市場があり、世界の化学メーカー、研究者は何をつくろうとしているのか。世界はどのように動き、人々は何を求めているのか。そうしたことを視て、よく考え、新たなチャレンジをしていく。それが私たちの歩み続けている道です。
日産化学が製造する原薬「フルララネル」を使用した動物薬「ブラベクト®」「エグゾルト®」の販売国は順調に伸び、現在、世界100カ国以上で販売されている。
スマートフォンや3Dテレビなどのディスプレイ材料「サンエバー」は、世界シェア50%。
半導体材料「ARC®」は、アジアシェア70%に達する商品。
アメリカでは、1989年にNissan Chemical America Corporation(NCA)を設立。以来、35年以上にわたり、無機コロイド製品の製造や販売を中心とした事業を展開している。
インドでは、現地の大手農薬製造販売会社であるBharat社との合弁会社 Nissan Bharat Rasayan(NBR)を経営。2023年には、農薬の原体の製造する新工場が稼動を始めている。