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海外の仕事場OVERSEAS OFFICES & RESEARCH LABORATORIES

日産化学は、海外7カ国に10つのグループ会社を展開しています。
それらの多くには事務系社員が駐在し、営業系や管理系の業務を行っています。現地では日本に比べて人数も限られることから、一人ひとりの担当する業務は幅広くなります。そんな中、本社と密に連絡を取りながら、現地社員と協力して成果を出すことで、密度の濃い経験を積むことができます。また、技術系社員も、 海外の取引先に向けた製品の研究開発や販売を行うために、多くの社員が、駐在や出張で海外グループ会社に関わります。今後も、日産化学が世界に向けて価値を創造していくにあたって、社員が海外グループ会社を仕事場とする機会は増えていくことでしょう。

海外グループ会社

Nissan Chemical America Corporation (アメリカ)

北アメリカにおける統括会社。無機材料の製造・販売を中心に農薬など幅広い事業を展開。シリコンバレーに設けたサンタクララ事務所では、次世代機能性材料の企画も行う。

Nissan Chemical Europe S.A.S. (フランス)

ヨーロッパを中心に、農薬の開発・販売・マーケティングを手掛ける。本社や国内研究所と協働し、ヨーロッパの市場に適した農薬の開発を推進。販売エリアは一部、中東やアフリカにもおよぶ。

NCK Co., Ltd.

機能性材料分野における重要なグローバル拠点。電子材料の研究・製造・販売を行い、東アジアを中心とした有力な電子機器メーカーに材料を提供する。

Nissan Chemical Agro Korea Ltd.

韓国向け農薬の開発・販売・マーケティングを手掛ける。本社や国内研究所と協働し、韓国の市場に適した農薬の開発を推進。

台湾日産化学股份有限公司

電子材料の大きな市場である台湾に位置し、マーケットに近い距離で電子材料の販売サポート、研究開発を手掛ける。

日产化学制品(上海)有限公司

巨大市場である中国において、農薬の開発・販売・マーケティングを行う。

Nissan Chemical Do Brasil

世界最大の農薬市場であるブラジルをはじめ、南米での農薬の開発・マーケティングを手掛ける。本社や国内研究所と協働でブラジル市場に適した農薬の開発を進めており、今後の農業化学品分野の成長を担う拠点である。

Nissan Agro Tech India PVT.LTD.

成長著しいインドにおける農薬の開発・マーケティングを手掛ける。2017年に設立された新しい拠点であり、今後の農業化学品分野の成長を担う存在。

Nissan Bharat Razayan PVT.LTD.

世界的な農薬の需要増加に対応する農薬原体の生産拠点として、2020年に設立。インドのみならず海外市場に向けて製品を安定して供給することで、農業化学品事業の拡大の要となる。

日产化学材料科技(蘇州)有限公司

中国のメーカーに向け、ディスプレイ用機能性材料、無機材料などの研究開発・販売支援・普及サービスを行う。2017年設立の新しい現地法人。

外部研究機関

研究者は、自社の研究所だけではなく、外部の研究機関に一定期間在籍して研究活動に取り組むことがあります。
研究分野や目的によって、赴任先も期間も、さまざま。最先端の研究のために海外の大学に籍を置くこともあれば、海外の研究機関へ出向して共同開発を行うこともあります。こうした経験を積むことにより、より高い技術や広い視野を得て、研究者として成長することが望まれています。

たとえば、半導体材料の研究においては、IMEC(Interuniversity Micro-Electronics Centreベルギーにある、世界の半導体業界をリードする研究機関)に、約10年にわたって研究員を継続的に派遣。最先端の研究開発に携わっています。