私たちの化学は、続く。Never-ending Chemistry

日産化学株式会社 NISSAN CHEMICAL INDUSTRIES,LTD. 採用情報サイト

社員の話を聞く

研究開発(化学)高分子系 機能性材料 W.S. 材料科学研究所 半導体材料研究部
高分子系 修士 2007年入社

Introduction

世界中で半導体の高集積化競争が繰り広げられる中、
日産化学は、半導体の微細加工に不可欠なリソグラフィ用反射防止コーティング材を開発。
従来の技術ではなし得なかった微細加工の実現に寄与して、大きなシェアを占めている。
W.S.は、そうした最先端分野で活躍する研究員。“世界”を相手に研究開発を進めている。

「日産化学に来いよ。一緒に会社を変えようぜ」。先輩からのその一言が、入社のきっかけでした。大学院では生命工学を専攻していましたが、有機化学を中心に研究しており、化学メーカーに興味がありました。研究室の先輩が日産化学に入社していて、久しぶりに会ったときに「ぜひ一緒にやろう」と熱く誘われたんです。「まだ入社2年目の若手が、そんなことを言える会社ってすごいな」と思いました。その後の面接などで会った人たちからも、会社の風通しの良い雰囲気を感じて、入社を決めました。

入社後、半導体材料研究部に所属となりました。半導体の分野では、より集積度を高めようと世界中のメーカーがしのぎを削っているのですが、その鍵を握るのは微細加工技術。その中心が「光」を使うリソグラフィで、中でも半導体用反射防止膜によって、非常に細かな回路パターンをウェハーの上に描く技術が劇的な進化をしています。現在では、20ナノメートルレベルや、それ以上の微細さが求められるようになっており、私たちはその精度に応えるべく、さらに進化させた半導体反射防止膜材料である「多層材」を試行錯誤しながら研究開発しています。

入社してからずっと海外で学びたいと思っていました。上司に「留学したいんです」と飲み会のたびにアピール(笑)。その成果か、4年目の2010年から1年間ベルギーにある「imec」という研究所に派遣されました。imecは世界的な半導体の研究機関で、当社の顧客を含めた世界中の半導体メーカーからトップレベルの研究者、技術者が集まります。

当時は、たいへん大きな刺激を受けました。国際学会で研究成果を発表する機会もあり、英語でプレゼンするスキルも身につけられました。来週もアメリカのワシントンで、研究を発表することになっているのですが、他の研究者から世界最先端の研究成果を聞けることが楽しみです。

現在は国内での仕事に加え、1カ月に1、2回、台湾にある顧客の半導体メーカーに行き、先方のエンジニアとディスカッションしながら新しい多層材の研究を行っています。技術的な話はエンジニア同士でないとわからないので、私たち技術者が直接ニーズを聞き出すことがすごく大切なのです。

気がついたら、いつの間にか1人で海外を飛び回る研究者になっていましたね。

半導体の研究に向くのは「変化を好む」「逆境を好む」タイプの人だと思います。常に同じものを作り続けていては、変化する市場に対応できません。半導体業界は変化のスピードが本当に早く、技術的ブレークスルーによって、自分たちの研究がまったく必要ないものになる可能性もあります。そのため特許を調べたり論文を読んだり、最先端の情報を得る努力は欠かせません。

さらに、とにかく実験して試してみること。私たちの研究部が富山工場に隣接しているのは、良い研究成果が生み出せたら、すぐに実用化につなげる動きをするため。プロセスエンジニアと協働でモノづくりをする体制が整っているのです。

今の仕事の一番のやりがいは、自分たちが開発した材料が、実際に顧客に使ってもらえて、最終的にエンドユーザーの手元に渡って役立つことです。

将来の目標は、ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、“世界が変わる”レベルの材料を生み出すことです。未来の世界で「日産化学が開発したあの材料によって、半導体のブレークスルーが起きた」と評価されるような研究成果を、仲間とともに生み出せたら最高ですね。

私の学生・院生時代
私の学生・院生時代
生命工学の研究室で、「選択的なカチオン輸送を可能とするイオン液体の設計と開発」を研究していました。教授から与えられたテーマでしたが、独創性の高い研究で、このときの研究経験が会社に入ってからも役立っています。

私が続けていること
私が続けていること
私たちのチームは「シリコンチーム」と呼ばれています。いつも、出張や学会で得た情報や思いついたアイデアを共有し、ざっくばらんに話しあっています。みんなそれぞれ発想や着眼点が異なるのがおもしろいですね。

私のNever-ending Chemistry

私のNever-ending Chemistry
世界最先端の半導体の分野で
研究できる喜び。
人々に役立つモノを創り出したい。