山口県は、特に東日本の皆さんにとっては、なじみの薄い県かもしれません。
しかも、山陽小野田市となると、さらに知っている人が少ないでしょう。
いったい、どこにあって、どれくらいで行ける街なのか、
見てみましょう。

山陽小野田市は、本州の一番西にある山口県の、さらに西南部にあります。
と聞くと、交通の便が心配になりますが、
市内に山陽新幹線の厚狭駅、隣接する宇部市に山口宇部空港があり、
新幹線と飛行機を便利に使える、利便性の高い街です。

では、日産化学 小野田工場へは、
どのくらいの時間で行き来できるでしょうか。

羽田空港ー山口宇部空港のフライトは、
1時間30分〜 1時間50分。
空港と小野田工場の間は、クルマで約30分。
東京駅から羽田空港経由で小野田工場まで、
ドアツードアで、 約3時間半です。

小野田市や宇部市には
大手メーカーの工場が多く、
出張で行き来する人が多いようで、
山口宇部空港と羽田空港の間は、
意外と便数が多くて便利です。
山口宇部空港は、海辺にあるので、
離着陸時の景色が爽快！

東京本社
生産技術部
U（広島県出身）

関西圏との間では、新幹線が便利。
小野田駅から新幹線の厚狭駅または新山口駅を経由し
新大阪駅まで、乗車時間は3時間弱。
工場からドアツードアで
新大阪駅まで3時間〜3時間半です。

山陽小野田市は、2005年に、小野田市と山陽町が合併して今の名前になりました。
人口は６万人程度。
しかし、隣接する宇部市と一体化した都市圏を形成しており、併せると、人口約25万人。
と考えると、そこそこの人口規模になりますね。

瀬戸内海に面し、雨や雪が少なく温暖な瀬戸内海式気候。海の幸にめぐまれた、穏やかな街です。
社員の中には、関東などから移住している社員もいますが、
住みやすいという声が多数。どんなところがいいのか、聞いてみました。

山陽小野田市と宇部市は、日本の産業を、明治時代の黎明期から支えてきた地域の一つです。
1891 (明治24)年に操業を始めた日産化学 小野田工場（当時は、前身の会社）の他にも、
明治時代から化学系メーカーなどが次々と創業し、
さまざまな素材を生産して全国の企業へ提供してきました。
代表的な企業として、小野田セメント（現 太平洋セメント）、宇部興産（現 UBE）などがあります。
現在もエネルギー関連など、数多くの大きな工場が操業しており、
夜には工場萌えする風景が広がります。

日産化学
小野田工場の夜景

そもそも小野田工場自体が、海のそば。近くにはビーチもあれば、釣りに適した岩場もあります。
瀬戸内海らしい、のんびりとした海が拡がり、遠くには対岸の九州が見えています。
釣りやマリンスポーツをする人にとっては、たまらない環境ですね。

山陽小野田市は、隣接する宇部市と併せればそこそこの規模の都市圏になり、
複数のショッピングモールがあるなど、不便なく暮らすことができます。
しかし、もちろん大都会とはいえません。
では、大都会の楽しさや利便性を味わいたいときにはどうするか。
関東圏出身の社員に聞いてみると「北九州市へ行く」という声が多く聞かれました。
小野田工場からは、クルマでちょうど1時間ほど。
人口約92万人の九州第２の都市です。
さらに、九州だけではなく、四国とも近いため、
レジャーや観光の行き先は、十分すぎるほどだといいます。

休日に、独身寮に暮らす若手で、
一緒にクルマを出し、
下関や北九州へ遊びに
行ったりします。
ちょうどいいドライブ
になります。

小野田工場
機械系エンジニア
S（東京都出身）

山陽小野田市に住む社員の声をまとめると、都会ではないけれど、不便なく暮らせるし、
すこし遠出をすれば大都市にも行ける。何より気候が穏やかで、
ゆったりと暮らせるのがいい、という意見が多いようです。