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サステナビリティ

人々の豊かな暮らしに役立つ新たな価値の提供

地域社会への貢献

方針・考え方

 2015年9月、「国連持続可能な開発サミット」で、豊かさを追求しながら人間、地球を守るために2030年までに地球全体で解決すべき17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標( Sustainable Development Goals: SDGs)」が掲げられました。

 国連に加盟する全ての国はSDGsをもとに、2030年までに貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会などの諸目標を達成すべく力を尽くすことを求められており、企業の貢献も期待されています。

 当社グループは、持続可能な社会の実現が企業の成長・発展に欠かせないと認識し、製品・サービスを通して、人々の豊かな暮らしに役立つ新たな価値を提供することはもとより、企業市民としてさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。

社会貢献方針

 当社グループは、企業理念『社会が求める価値を提供し、地球環境の保護、人類の生存と発展に貢献する』に基づき、積極的に社会に参画し、その健全かつ持続的な発展に貢献するため、社会貢献方針を定めています。

 1887年に『利農報国』の使命の下に創業し、現在は「情報通信」「ライフサイエンス」「環境エネルギー」「化学品」の分野で高品質・高機能なものづくりを展開しています。一世紀にわたり培ってきた技術、そして社会発展と環境保護に貢献する商品・サービスを通じて、社会的責任を果たします。

 そのために、グローバルに展開する当社グループの拠点を社会貢献の基盤として、次の4つに重点を置きグループ社員が参加しやすい環境整備を進めるとともに、積極的な参画意識を啓発していきます。

  • (1)教育・学術・文化の振興
    未来のものづくりを担う青少年の育成に努め、次世代の学術研究を積極的に支援し、文化の振興に貢献します。
  • (2)地域貢献
    各地の文化・慣習を尊重しながら、地域社会に根ざした活動を通じて、その発展に貢献します。また、国内外で発生する大規模災害に際して、保有する経営資源を活用して、被災地のニーズに合った社会貢献活動を推進します。
  • (3)地球環境保護
    限りある資源を大切に利用し、地球環境の保護に主体的に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献します。
  • (4)健康福祉の増進とスポーツ振興
    医療や生活環境に関連する事業を企業経営の柱とする企業として、人々のQOL (クオリティ・オブ・ライフ:生活の質) の向上のため、健康福祉の増進とスポーツの振興に貢献します。

制定年月日 2020年4月1日

取り組み

次世代支援

グローバル人材の育成

国際化学オリンピック

 2021年に日本で開催される「第53回国際化学オリンピック」を支援しています。国際化学オリンピックは、各国代表の高校生が化学の知識を競い合うだけでなく、エクスカーションと呼ばれるプログラムを通じて国際交流を深める場ともなっています。本大会を支援することによって、学術および化学産業の次世代を担うグローバル人材の育成に貢献しています。

国際化学オリンピック

トビタテ!留学JAPAN

トビタテ!留学JAPAN

 2015年度より、官民協働の海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」へ参画しています。これは、将来世界で活躍できるグローバル人材の育成のために、日本の各企業が寄付金を拠出し、かつ審査委員として選考などに協力することで、日本の未来を支える高校生、大学生を留学生として世界各地へ送り出すプロジェクトです。

 
女性研究員の育成

 女子学生の皆さんに科学技術系の進路への興味関心や理解を向上してもらうために内閣府・文部科学省・経団連が共催する「夏のリコチャレ (理工チャレンジ)」のイベントを2017年度に初めて開催しました。生物科学研究所での仕事体験や女性研究員との交流会に埼玉県内外の13人の女子中学生に参加していただき、理工系分野への興味を深めていただきました。

夏のリコチャレ (生物科学研究所)

▲夏のリコチャレ (生物科学研究所)

 
小学校への出張授業やインターンシップ受入等

 物質科学研究所と材料科学研究所の近隣小学校への出張授業、生物科学研究所での近隣の中学生の職業体験、各工場・研究所でのインターンシップの受け入れ、非常勤講師派遣など、さまざまな次世代支援活動を実施しています。

インターンシップ受け入れ (袖ケ浦工場)

▲インターンシップ受け入れ (袖ケ浦工場)

 

地域住民との交流

 工場では、地域住民・近隣学校を対象とした工場見学会や説明会を継続的に実施しています。とくに、防災や環境への取り組みを説明し、安心安全な工場であることへの理解の確保に努めています。このほか、工場周辺の公共道路や駅の清掃、地域住民との共同による花の植栽など、地域の美化活動に参加しています。

TOPICS:小野田工場 桜まつり

 当社小野田工場では、地域の方々と当社社員およびその家族の親交を深めることを目的として、毎年桜まつりを開催しています。1990年からスタートした本イベントは今年の4月7日に第27回を迎えました。当日はやや肌寒い気候ながらも、社員のさまざまな手作り企画により寒さを吹き飛ばすほどの熱気と一体感を感じられる催事となりました。

 

大規模災害復興支援

平成23年度東北地方太平洋沖地震 (東日本大震災) に対する復興支援
 被災者および被災地の復興活動を支援するため、義援金として3千万円を拠出するとともに、従来から日産化学グループおよびその社員が、社会貢献の一環として実施している福祉活動のための積立金1千万円を加え、合計4千万円の寄付を行いました。

平成28年熊本地震に対する復興支援
 被災者および被災地の復興活動を支援するため、義援金として5百万円を日本赤十字社を通じて寄付いたしました。

平成30年台風7号に伴う大雨災害に対する復興支援
 被災者および被災地の復興活動を支援するため、義援金として5百万円を日本赤十字社を通じて寄付いたしました。

令和2年新型コロナウイルス感染症対策に向けた支援
 新型コロナウイルス感染症対策に向けた支援として、「最前線で働く医療現場のための物資の購入等に活用」を目的とする東京都の「守ろう東京・コロナ対策医療支援寄付金」に300万円の寄付を行いました。

令和6年能登半島地震に対する復興支援
 被災者および被災地の復興活動を支援するため、義援金として1千万円を日本赤十字社を通じて寄付いたしました。

福祉基金

 当社は地域貢献活動の一環として、1997年より従業員と会社共同で「福祉基金」活動を行っています。本活動は、従業員の善意による積立金に対して会社が同額を上乗せし、障害者支援施設、母子生活支援施設、各地域の福祉協議会などへ物品を寄贈することで、社会貢献を目指す地域に密着した活動です。

 従業員は毎月給与から福祉基金の積み立てを行い、寄付を行う際は会社も同額を拠出します。2022年度は、グループ全体で約18百万円の物品を寄贈しました。

 今後も福祉基金を通じて、地域社会に貢献できるように取り組んでいきます。

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