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サステナビリティ

レスポンシブル・ケア活動の継続的強化

レスポンシブル・ケアマネジメント

方針・考え方

レスポンシブル・ケア

 人々の生活に豊かさをもたらす化学製品を、安全・安心に使っていただくため、化学品の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至る全ての過程において、「環境・健康・安全(EHS)」を確保し、その成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う自主活動であるレスポンシブル・ケア(RC: Responsible Care)活動に、取り組んでいます。RC活動には、60を超える国・地域の化学企業が取り組んでいます。日本では、1995年に、社団法人日本化学工業協会(JCIA)にて、日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC、現在の日化協RC委員会)が設立されました。当社はJRCCの設立当時より加盟しているほか、2014年に改定されたレスポンシブル・ケア世界憲章に署名し、RC活動への取り組みを強化しています。

 また、事業活動のあらゆるステージにおいて、EHSに関して優先的に取り組む事項をRCに関する基本方針に定め、周知を図っています。

 

レスポンシブル・ケアに関する基本方針

  • (1)事業活動、製品とそのライフサイクルやサプライチェーンにわたり、地球環境および社会に与える影響の把握と継続的な改善に努め、環境や人々の健康・安全を守り、持続可能な社会の実現に貢献する。
  • (2)「安全はすべてに優先する」という考えのもと、リスクの把握と低減に努め、火災・爆発・漏洩などの事故や労働災害の防止を図る。
  • (3)「環境・健康・安全」に関する法令や規範を遵守し、社会やステークホルダーからの信頼に応える。
  • (4)「環境・健康・安全」に関する正確且つ透明性の高い情報発信や対話を通じ、社会や地域の安心・安全に貢献する。

改定年月日:2023年4月1日

体制

日産化学RCマネジメント体制

 当社は、RC中期計画を達成するため、RCマネジメントシステムを構築し、PDCA (Plan, Do, Check, Act) サイクルによる目標管理、継続的改善を行っています。

 これらの活動を推進する組織として環境安全・品質保証部担当役員を委員長とする環境安全委員会を年1回定期的に開催し、各箇所の年度活動結果、会社全体の活動総括および次年度のRC目標を討議しています。討議の内容は経営会議に報告されます。次年度の目標は経営会議での承認を経て、取締役会で決議されます。

  • 全工場で環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得しています。

日産化学RCマネジメント体制

 

指標

RC中期計画(2022-2027年度)の推進

重要課題 新中期計画(2022-2027年度) 2022年度計画 達成評価 2023年度計画
Ⅰ. ガバナンスの徹底 1.レスポンシブル・ケア活動の見直し
 (1) 保安防災
 (2) 労働安全衛生
  • マネジメントシステムの整備
  • モニタリング強化(内部監査による検証)
  • リスクアセスメントの徹底
  • 事故事例の共有と活用
  • 階層別教育実施
1.レスポンシブル・ケア活動の見直し
 (1) 保安防災
 (2) 労働安全衛生
  • リスクアセスメント教育訓練
  • 保安トラブルの共有と活用検討
  • E-ラーニングシステムの導入
☆☆ 1.レスポンシブル・ケア活動の見直し
 (1) 保安防災
 (2) 労働安全衛生
  • 労働安全衛生マネジメントシステムの現状把握、ギャップ分析
  • E-ラーニングシステムの導入完了
1.レスポンシブル・ケア活動の見直し
 (1) 保安防災
 (2) 労働安全衛生
  • マネジメントシステムの確立又は運用
  • 内部監査手法の見直し、確立
  • リスクアセスメント教育訓練
  • 保安トラブルの共有と活用検討
  • E-ラーニングシステムの活用
 (3) 化学品・製品安全
  • 法規制遵守の徹底
  • 法規制情報、製品情報システムの運用方法の周知・教育継続
  • 規制化学物質、禁止物質の管理徹底
  • 購入原料に関する適正管理
  • 海外法規制の適正管理
  • 物流安全、PL法対応の徹底
  • 適正な製品情報提供の周知・指導
 (3) 化学品・製品安全 
  • 法規制情報、製品情報システムの運用方法の周知・教育
  • 規制化学物質の管理状況の再点検
☆☆  (3) 化学品・製品安全
  • 環境法令E-ラーニングシステムの導入
  • 化審法に関する教育実施
  • 法改正情報サービスの活用
  • SDS作成・管理システムの運用
 (3) 化学品・製品安全
  • 法規制遵守の徹底
  • 法規制情報、製品情報システムの運用方法の周知・教育
  • 規制化学物質の管理状況の再点検
  • コンサルタントを活用した遵法体制の確立への支援
  • 物流安全・PLリスクの洗い出し、指針策定や見直し
2.内部統制の強化
  • 規則、指針類の改定・周知徹底
  • 外部評価の受審
2.内部統制の強化
  • 規則、指針類の見直し
  • 外部評価の受審
☆☆☆ 2.内部統制の強化
  • 規則、指針類の見直し実施
  • 保安防災に関するRC検証を受審
2.内部統制の強化
  • 規定類の整備継続
Ⅱ. グループ重要リスクへの対応 1.法規制遵守の徹底
  • 化学物質の管理、登録申請・届出状況の把握
1.法規制遵守の徹底
  • 化学物質の管理、登録申請・届出状況の把握
☆☆☆ 1.法規制遵守の徹底
  • 化学物質の管理、登録申請・届出状況を把握
1.法規制遵守の徹底
  • 化学物質の管理、登録申請・届出状況の把握
2.環境への配慮 『環境負荷の低減』
  • 温室効果ガス(GHG) 排出量削減に向けた進捗・排出データ管理
  • カーボンニュートラルに向けた技術革新動向の調査・適用検討
  • 廃棄物削減に向けた継続的取り組みの推進
  • 各拠点での環境データ把握・安全リスク特定
2.環境への配慮 『環境負荷の低減』
  • GHG排出量削減の進捗・排出データ管理
  • 廃棄物削減の継続的取り組みの推進
☆☆☆ 2.環境への配慮 『環境負荷の低減』
  • GHG排出量削減の進捗・排出データ管理実施
  • 廃棄物削減の継続的取り組み実施
  • プラスチック使⽤製品廃棄物等削減⽬標設定
2.環境への配慮 『環境負荷の低減』
  • GHG排出量削減の進捗・排出データ管理
  • 廃棄物削減の継続的取り組みの推進

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取り組み

RC監査

 RC監査とは、RC監査規程に基づき環境安全・品質保証部が、工場、研究所、関連会社でのRC活動を確認する取り組みです。各箇所が行う内部監査やパトロールに加え、各箇所のRC活動が適切に実施され、PDCAサイクルが着実に回っているか、またRCに関わるコンプライアンスに関して定期的にチェックをしています。環境安全・品質保証部は、このRC監査において、RCに係る顕在化した問題、または潜在的なリスクがあれば、明確に示して改善を促しています。2022年度は工場、研究所、関係会社などに対して、延べ27回のRC監査を実施しました。

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