無機コロイド製品へのよくあるご質問

使用上の注意
- 添加順序について
- 一般的には、撹拌下で各種ゾルに樹脂等を添加する方法が好ましいです。
- シリカゾルのバインダー特性について
- シリカ粒子は、500℃を超える熱をかけた場合にバインダー性能を発揮します。
- シリカゾルのコーティングについて
- シリカゾル単独では造膜性はございませんので、コーティング目的でご使用される際は樹脂等と併用してください。一方、特殊珪酸塩は比較的膜になりやすい傾向があります。
- 粒子の凝集のしやすさについて
- 粒子径が小さいほど、また濃度が高いほど凝集しやすくなる傾向にあります。
- 混合時の相性について
- 電荷の異なる材料を混合すると粒子の凝集を引き起こす場合がございます。
ご使用時には、混合する材料と同じ電荷の製品を選定することが好ましいです。
- ゾルとナノ粒子粉末の違いについて
- 粉末はナノ粒子が二次凝集しており、粉末を溶液に分散したスラリーは比較的短時間で沈降しますが、ゾルは液中で安定した分散状態を維持しております。比表面積が同じでも分散状態が大きく異なるのが特徴です。一般的にゾルの方が高透明を維持することができます。またコロイド製品を一旦乾かして粉末にしますと再分散が難しくなります。
- スノーテックスの製造方法について
- スノーテックスは水ガラスを原料に用い、液相法で合成しております。
保管上の注意
- ゾル製品の保管方法について
- 高温下での長期保管は粒子の凝集を促進する可能性がございますので、冷蔵保管を推奨しております。また水分散のコロイド製品は一度凍結しますと元には戻りませんので、0℃以上で保管してください。
製品ごとに異なりますが、一般的には納入後6カ月以内でのご使用を推奨しております。
- 乾燥ゲルの生成について
- 缶の開閉を繰り返すと、乾燥ゲルが生成しますので、使用前にフィルターをかけることを推奨しております。また乾燥ゲルの生成を抑制するため、ご使用後は密閉し速やかにお使いいただくことを推奨しております。
- 粒子の沈降について
- 粒子径が大きい粒子は長期保管により沈降が生じることがありますが、振とうによる再分散が可能です。良く振ってからご使用ください。
その他
- 海外に輸出可能ですか?
- 多くのグレードは、米国、欧州、中国、韓国、台湾、東南アジア各国などへの輸出実績がございますので、お問い合わせください。
- 小分け販売について教えてください。
- 基本的に販売は18L缶からとなります。少量サンプルが必要な場合はお問い合わせください。
- 荷姿はどんなものがありますか?
- 缶、ドラム、コンテナ、ローリーなどがございますので、お問い合わせください。
- スノーテックスの粘度はどれくらいですか?
- 室温で数mPa・s~数十mPa・s程度です。
お問い合わせ
- 日産化学株式会社 機能性材料事業部 無機コロイド営業部
- お客様のご用途や必要な特性に合わせた製品を提案させていただきます。
