私たちの化学は、続く。Never-ending Chemistry

日産化学株式会社 NISSAN CHEMICAL INDUSTRIES,LTD. 採用情報サイト

社員の話を聞く

事務系 国内営業 M.U. 化学品事業部 大阪化学品グループ 社会科学系 2009年入社

Introduction

基礎化学品マーケットでは海外メーカーとの戦いが熾烈化している。
そこで勝ち残るために必要なのは、“価格競争”から抜け出し、“価値競争”に
戦いの舞台を変えること。価値を生み出すカギは、顧客とのコミュニケーションにある。
若手ながら顧客につねに寄り添い、成果を挙げている、M.U.に話を聞いた。

就職活動では“自分が成長できそうな仕事場”を探しました。さまざまな企業から話を聞いて回る中で、自分なりの基準がハッキリしてきたのです。自分の成長を加速させてくれるのは人、だから多様な人と関わることのできる職場がいい、と。その点、化学メーカーは裾野が非常に広く、多様な業種の方と会うことができます。さらに面接で会った人たちの人間味にも引かれて、日産化学に決めました。

入社後に待っていたのは、二つの予想外です。一つ目は、配属先が富山工場だったこと。漠然とスーツを着こなしオフィス街を闊歩するイメージを抱いていたのに、私服で工場に行き作業服に着替えて業務に就くことに、正直、はじめは抵抗を感じました。

そんな思いを吹き飛ばしたのが二つ目の予想外、入社2年目にして工場の生産管理を主担当として任されたことです。多いものなら年間約15万トンも製造する製品の計画や管理を任され、自分が考えて指示を出す。どの製品を、いつどのように生産するのか。どのように材料を入手し、できた製品をどのように出荷するのか。一つ間違うと利益が吹っ飛んでしまうような大役です。強烈なプレッシャーと同時に、猛烈なやる気を感じました。まさに、自分を成長させてくれる仕事場だったのです。

生産管理は、工場の司令塔となる仕事です。数多くの部署と関わりながら、工場生産全体の最適化を図ります。計画を立てるときには徹底的にロジカルな思考が求められます。

けれども、論理や指示書だけで人を動かすことはできません。正論を押し通しても、現場のモチベーションが下がる場合もあります。最終的に現場が動いてくれなければ、良い製品を安定して生み出すことはできません。

だから生産計画を現場に伝える際に心がけたのが、顔の見えるコミュニケーションです。相手と膝を突き合わせて話し、その気持を汲み取った上で、自分の考えを伝えることを大切にしました。そのためには、普段からの付き合いが大切。「きみの頼みだから、何とかしてやるよ」と言ってもらえるかどうかが問われます。

こうして工場勤務時代に学んだ人との接し方は、営業に移ってからの私の最大の武器となっています。ビジネスにおいて顧客が何かを買うことは、顧客にとっての投資でありロジカルな行動です。けれども最終的な決断を下すのは、人。人の気持ちを動かすのは、コミュニケーションの深さに尽きるのです。

とても厳しい闘いが続いています。私が扱っている硝酸誘導品・硫酸誘導品などの基礎化学品は、競合相手が海外メーカー。競合に価格で勝つことは難しく、差別化を図るには知恵や熱意が必要なのです。そして、その源となるのは、顧客の声です。

たとえば、製品の一つである亜硝酸ソーダは袋に入ったままでは固まりやすい性質があります。固まると工場でハンマーなどを使って叩き、粉に戻す工程が増えます。どのメーカーも「亜硝酸ソーダとは固まるものだから仕方がない」と決めつけている中で、私は、固結を防ぐソリューションを提供できれば差別化につながると考え、工場に提案して、改善に取り組んでいるところです。この発想は、私自身が工場勤務を経験し、固結の様子や作業のたいへんさを知っていたことから生まれたのです。

一方で、普通に営業をするだけではなく、説明会を開催することもあります。顧客が知らない情報を提供する機会をつくり、ざっくばらんに質問などを受け付けることで、本当は相手が何を望んでいるのかを知るためです。突き詰めれば営業職とは、つねに“相手のため”を考える仕事だと思っています。

そうして、顧客と社内の研究所や工場のモノづくりとを、つないでいく。当たり前に存在しながら欠くことのできない、酸素のように、人々を動かすチカラになりたい。これが私の目標なのです。

大切にしていること
大切にしていること
上司から教わったことで一番大切に守っているのが“段取り8割”のルール。顧客との商談なら、準備段階で結果の8割方が決まってしまいます。どんな仕事をするにしても、事前によく考え、丁寧な準備をすることが大切です。

私を取り巻く環境
私を取り巻く環境
入社前に感じた“風通しの良さ”は、実際に働き始めても、期待以上でした。工場勤務でもそうでしたが、今の大阪営業所でも、先輩はみんなすごく仕事ができる人ばかりなのに、気軽に話すことができ、毎日が勉強になります。

私のNever-ending Chemistry

私のNever-ending Chemistry
常に“相手のため”を考える。
知恵と熱意で、人々を動かす存在に。