日産化学工業株式会社 NISSAN CHEMICAL INDUSTRIES,LTD. 採用情報サイト
私たちの化学は、続く。Never-ending Chemistry

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社員の話を聞く

研究開発(生物)医療材料 A.O. 生物科学研究所 医療材料グループ 生物学系  修士 2012年入社

Introduction

医療技術は年々進歩しているが、それを支える医療機器や器具には未だ多くの課題が
残されている。医療材料グループは、日産化学工業の培ってきた4つのコア技術を融合させ、
新しい医療技術の創出に貢献する材料の開発を目指している。
A.O.も、まさに新しい医療を切り拓く可能性を秘めた材料に取り組んでいる。

「何か大きなことがしたい」大学院生時代、私は漠然とそう考えていました。
大学での専攻は人間栄養科学。医学部に併設していたこともあって、「臨床栄養学」という医療に貢献する栄養学を学ぶことができました。研究のテーマは、心不全や脳血管障害の引き金となる異所性石灰化(骨以外の組織での石灰化)の発症メカニズムについてでした。

大学院での研究活動は楽しく、そのまま進学することも考えました。しかしある時から、学んだことをもっと社会と直接的に関わる形で活かしたい。自分ひとりでは成し遂げられないような“もっと大きなこと”をやってみたい。そう思うようになったのです。就職も視野に入れて考え始めたとき、出会ったのが日産化学でした。

面接では、日産化学の研究員の方といろいろなディスカッションをしました。当時の私の質問はきっと稚拙だったと思うのですが、それでも、一人の研究者として認めてもらい、深く、意外性に満ちたディスカッションを楽しみました。もう、私に迷いはありませんでした。

入社していきなり、ES/iPS細胞の「三次元培養培地」を担当することになりました。配属された生物科学研究所では、その研究開発が佳境に入ろうとしていました。これは日産化学が京都大学のiCeMS(物質‐細胞統合システム拠点)と共同研究を進めている、ヒト多能性幹細胞の大量培養のための革新的技術。この技術が確立されれば、ES細胞、iPS細胞の医療現場への本格的な導入が、より具体的になる可能性があります。入社早々、“大きなこと”“自分では成し遂げられないようなこと”が私の目の前に迫ってきたのです。

さらに幸か不幸か、当時の医薬材料グループは、まだグループ自体が立ち上がったばかりで、実際の研究活動に専念できる研究員が私しかいませんでした。私が実験の手を止めたらグループの歩みそのものが止まってしまうような状態だったのです。

そうした状況に驚いている暇もなく、私は、上司や、時には他のグループの先輩にもアドバイスをしてもらいながら、無我夢中で取り組んでいきました。

最先端の研究に携わるのは、スリリングな経験でした。たとえば、入社3カ月目に京都大学のCiRA(iPS細胞研究所)へ勉強に行き、第一線で活躍されている研究員の方と直接ディスカッションした時もそうでした。「こんなところに私が入っていいのだろうか!?」と心を振るわせながら、その最先端の内容に夢中になっていました。

さまざまな試行錯誤を経て、2014年10月に三次元培養培地は無事販売が開始されました。

三次元培養培地のほかには、細胞付着制御材、iPS細胞からの血小板生産促進材の開発も担当しています。

細胞付着制御材は、透析の必要な患者さんの課題解決につながる可能性があります。現在使われている透析用の中空糸膜では、血液を濾過する過程で血小板を吸着してしまう問題を抱えています。ここにコーティング剤として新しい細胞付着制御材を使うことで、この問題を改善できる可能性があるのです。

血小板生産促進材では、京都大学と共同研究を進めています。近い将来、iPS細胞を使って生産した血小板を人に投与するという試験計画もあり、現在は基礎的な生物評価と安全性の試験を社内で行っているところです。

一歩ずつ着実に前進して、優れた研究者として認められる人になりたい。今はそう思います。自分の取り組んでいるテーマを確実に製品化につなげ、当社の製品でしかできない生物評価系などを、より多く構築することができるといいなと感じています。三次元培養培地のような未来性のある製品、世界市場へ広く普及していく製品を生み出すために役立ちたいです。

日産化学に就職して、いつの間にか、私の目の前の人生は“もっと大きなこと”ばかりになりました。

私を取り巻く環境
私を取り巻く環境
最近、グループに女性の後輩が入社。女性研究者として、どのような先輩であれば良いのか考える、よいキッカケになっています。公私ともに前向きなお手本になれるような先輩でありたいな、と思います。

私が続けていること
私が続けていること
いそがしい日々を経験し、研究にはアタマだけでなくカラダが大切だと知りました。体調管理、スケジュール管理をしっかり行っています。プライベートも大切にしたいと、以前から興味のあったフルートを習い始めました。

私のNever-ending Chemistry

私のNever-ending Chemistry
最先端の研究に出会える
チャレンジングな職場で、
一歩ずつ、優れた研究者へ。