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私たちの化学は、続く。Never-ending Chemistry

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社員の話を聞く

研究開発(化学)高分子系 機能性材料 H.M. 材料科学研究所 先端材料研究部 高分子系 修士 2010入社

Introduction

先端材料研究部は、主に電子材料の分野で最先端の技術や製品を生み出すべく
研究開発をしている部署。その中で、有機ELディスプレイ用材料の研究を担当するのがH.M.だ。
その研究開発は、新規市場の開拓をも担うものになる。
重要な業務を任された彼女の思いを聞いた。

有機ELディスプレイは大きな潜在的市場を有していることから、世界的な期待を集めています。今後、ウェアラブルデバイスなどへの活用が期待されるフレキシブルディスプレイが普及を始めれば、一気に市場規模が拡大する可能性があります。また、照明分野では既に実用化され始めており、将来性の高いデバイスです。

私は入社以来、有機EL部材の研究開発に携わってきました。多層構造の有機ELディスプレイのうち、発光層へ電荷を送り込むための「ホール注入材料」という部材です。

その5年間では、多種多様なサンプルをつくるところから、それが認められて取引先のメーカーに採用してもらい、最終製品に活かされるまでの工程をすべて経験することができました。

もちろん、さまざまな試行錯誤があり、迫りくる納期へのプレッシャーもありました。いくつもの材料をつくっては評価し、できたサンプルをユーザーであるディスプレイメーカーへ持ち込むことを繰り返した末、「確かに特性が上がったね」と喜んでいただいたときには、すべての苦労が吹き飛びました。

この仕事はユーザーに近く、直接、手応えを感じることができます。その分、日々いそがしく、変化に富んでいますが、私はそれに楽しさを感じるタイプ。有機EL部材の研究開発を通して、そう気づきました。その楽しさがあるからこそ、難しいことにも挑戦していけるのでしょうね。

とはいえ、自分ひとりの力なんてたかがしれています。実際、私は大学では現在とは畑違いの研究をしていたため、合成の知見に弱いところがありました。材料のアイデアが湧いても、ひとりでは合成できないことがありましたが、「こういう材料を合成したいのですが」と先輩や合成チームの研究員に相談に行き、力を貸してもらうことも度々ありました。

日産化学は役職に関係なく全員が「さん」づけで呼び合います。居室では、部長を含め全員が同じ机を並べて座わり、誰とでも話しやすい関係性です。上司、先輩からは「困っていることはないか?」といつも声がけをしてもらえますし、困ったことを打ち明ければ、「一緒に考えよう」と快く言ってくれます。

こうしたさまざまな支えがあるからこそ、安心して頑張れるのだと思います。今後、かつての私のような後輩を指導する立場になった時は少しでも支えになれるように応援していきたいと思っています。

有機EL周辺材料の新たな技術・製品を生み出すことを目的に、テーマが立ち上がり、私に「そのテーマに携わってみないか」と話があったのは、入社5年目の夏。

当初、私には荷の重い話だと思いました。新しいテーマをゼロから立ち上げるということは、そもそも市場に参入していけるかどうか、お客様に評価されるものをどういう戦略で作っていくかといった事業の全体計画をも考えなければならない仕事です。

でも、このミッションは、5年間携わった部材開発での経験を考慮し、与えてくれたもの。話を聞いているうちに、新しいことに挑戦したいという気持ちがだんだん高まってきました。

まずは市場の調査を行い、日産化学としてどんな材料をつくっていくかを自ら実験を行いながら検討し、同時に評価系も構築していかなければなりません。課題は山積みですが、周りの方々の協力で、不安は少しずつ期待に変わっています。

狙っているのは、有機ELがデバイスとして成立するためには欠かせない材料。まずはユーザーの要求物性を知るためにも、ベンチマークとなる材料を生み出し、ユーザーに評価してもらうことを当面の目標としています。

私はこれからも目の前のユーザーの声に耳を傾け、研究開発を続けるでしょう。それが将来、まったく新しい製品を生み出すことにつながっていくと思っています。

私の学生・院生時代
私の学生・院生時代
生命工学専攻で、ガンのイメージングに関する研究に取り組んでいました。ガンに特異的に発現する酵素に反応して光る材料を作成し、細胞にて評価をする研究です。生物・化学のどちらにも興味があったので就職活動の時には悩みました。

私を取り巻く環境
私を取り巻く環境
最初は「女性が少ないのでは?」とも思いましたが、女子寮での生活を通じて、他の研究所の女性と話をする機会も多く、悩みを打ち明けられる女性の先輩もいます。今後、より女性が活躍できる環境になるよう私も役に立ちたいと思います。

私のNever-ending Chemistry

私のNever-ending Chemistry
周りの人たちに支えられ挑戦を続けているうち、できそうもなかったことが、
できるようになっていく。