日産化学工業株式会社 NISSAN CHEMICAL INDUSTRIES,LTD. 採用情報サイト
私たちの化学は、続く。Never-ending Chemistry

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社員の話を聞く

研究開発(化学)医薬 M.U. 物質科学研究所 医薬研究部 有機化学系 修士 2010年入社

Introduction

物質科学研究所の医薬研究部は、新薬の創製研究の最前線だ。
競合他社との開発競争も厳しい研究分野で、医薬品メーカーとは異なるアプローチで
新薬創出をめざしている。そんなチャレンジングな研究部で、
今日も「研究が本当に楽しい」と実験室に立つM.U.に話を聞いた。

大学では、シガテラ食中毒の原因毒である天然毒、シガトキシンの合成研究をしていました。天然から入手できるシガトキシンの量が少ないため、現在、生理活性発現機構の解明が進んでおらず治療法は見つかっていません。そのため、化学合成によるシガトキシンの量的供給を行うことを目的に研究を行っていました。

毒という一風変わった道を通りましたが、化学合成を通して研究を進めていくというプロセスは、創薬と変わりません。もともと薬への興味が強かったこともあり、今の創薬研究の道を選んだことは自然なことだったと思っています。

とにかく研究が好きなので、就職活動では、研究環境が気になりました。日産化学は、合成特化型の研究所があり、少数精鋭で取り組んでいるのが魅力的でした。また、研究所見学の際に、設備が整っていて働きやすそうと感じたことも印象的でしたが、入社後も、「あ、この器具があったらいいな」と思って提案し、その有用性が認められれば購入することができます。見学の時に感じた通りの良い環境だと思っています。

「患者さんにやさしいリウマチの薬をつくりたい」それが私の4年間でした。主に免疫アレルギー分野の研究に携わっており、入社してからずっと同じリウマチ治療薬のテーマに取り組んできました。

現在使用されているリウマチの薬には、薬効の高いものはたくさんあります。しかし、病院に行って注射をするタイプのものや高価なものが多く、患者さんの負担が大きくなっています。そこで私たちは低分子薬にアプローチし、金銭的負担が軽く、使いやすい薬ができないかと取り組んでいます。

初期探索研究から関わり、探索の結果見出した高活性化合物をさらに改良する最適化研究へとフェーズアップしていく貴重な経験をさせてもらっています。

日産化学では「こんな化合物をつくりたい」という研究員の意見をきちんと聞いてもらえます。他の人とは違う着想をしてデザインした案を認め、若手であっても取り組ませてくれる風土があります。だからこそ、オリジナリティの高い化合物を自分で合成し、良い結果を出したいという意欲が高まるのです。

私は、試行錯誤しながら合成をしている時がいちばん好きです。思ったように進まないときも多いのですが、自分と全く違うテーマに取り組んでいる研究員に相談することで、意外な解決方法にたどり着くこともあります。自分でよかれと思ってやっていることも視点が偏っていたりするので、たとえば農薬のテーマに取り組んでいる人に「うまくいかないんですよ」と相談したら、意外な視点からのヒントをもらった、なんてこともあります。

そうした時、合成部隊が全て同じ研究所にいるという環境は、「恵まれているな」と思います。周りは常に自分を高めている意識の高い人ばかりなので、違うテーマであっても通じ合うものがあるのがうれしいですね。

リウマチの薬の研究は、今後は同じ物質科学研究所の合成研究部が中心になり、プロセス開発の段階へと進むため、徐々に私たちから移管していきます。長く携わってきたテーマを手放すことに寂しさも感じますが、次の新しいテーマに取り組むワクワク感もあります。

新しいテーマは、同じ免疫アレルギー分野でも、消化器に関わる慢性疾患に向けた創薬。他社との共同研究も視野に入れており、また新たな刺激を得られることを楽しみにしています。

私を取り巻く環境
私を取り巻く環境
合成の面では、大学時代の経験がそのまま活きています。入社したばかりの頃は「大学と同じようなことをしてお金もらっていいのかな?」とすら思っていたほど(笑)。実験が大好きなので、最初から仕事が楽しいと思えました。

アイデアを生む方法
アイデアを生む方法
実験がうまくいっていると、次々と先に進みたくて退社時間が遅くなるところがあります。逆に「今日はここまで!」と、さっさと切り上げることも。勤務時間に自由度があるので、メリハリを付けるようにしています。

私のNever-ending Chemistry

私のNever-ending Chemistry
“つくる”ことを通して“つながる”。
そうした風土の中で、
オリジナリティの高い化合物を創り出したい。